eスポーツに賭けられるブックメーカー — 実際に扱っているタイトルを数えました

eスポーツは、海外のブックメーカーがいちばん強い分野です。相撲や競艇のように「一覧に項目がない」ということが起きません。2026年8月12日〜13日に確認した範囲では、GGベットがeスポーツ専門に近い構成、ステークが16タイトル、遊雅堂が180試合を掲載していました。

対象になるのはCS2・League of Legends・Dota 2 が中心で、賭け方も試合の勝敗だけでなく、マップ単位・ラウンド数・ファーストブラッドまで細分化されています。

ただし、日本国内から賭ける行為が刑法上の賭博にあたる点は、他の競技と何も変わりません。

田村 涼
執筆者:田村 涼
最終更新:
2026年8月13日

eスポーツを扱っていたサイト

2026年8月12日〜13日に競技一覧を確認し、eスポーツのカテゴリーが存在したサイトです。規模の内訳はこちらの表にまとめています。

キュラソー
GGベットのロゴ
. GGベット
65/100
おすすめポイント:eスポーツの取り扱いが中心
  • CS2・LoL・Dota2などを常時カバー
  • Androidアプリあり
  • カジノボーナスの賭け条件は40倍
クレジットカード
キュラソー
ステークのロゴ
. ステーク
72/100
おすすめポイント:仮想通貨に強い大手サイト
  • 20種類以上の仮想通貨に対応
  • 日本円がベット限度額の通貨として利用可能
  • オッズ表記(小数)と言語(日本語)を設定で切り替え可能
銀行送金
Bitcoin
Ethereum
Litecoin
クレジットカード
仮想通貨
キュラソー
遊雅堂のロゴ
. 遊雅堂
73/100
おすすめポイント:日本円のまま遊べる和風のオンラインカジノ
  • 出金賭け条件は20倍・除外ゲームなし
  • パチンコ・パチスロ風のゲームを収録
  • 競技一覧は44項目・卓球は483試合(相撲・競馬・競艇は無し)
銀行送金
クレジットカード
ジョージア
コニベットのロゴ
. コニベット
85/100
おすすめポイント:24時間・日本語のサポート(チャット/LINE/メール)
  • 翌日配布のリベートボーナス(賭け条件1倍)
  • スロットのライブRTPをサイト上で公開
  • コンビニ払い・銀行送金に対応(出金の最低額は全手段$40)
銀行送金
Bitcoin
EcoPayz
Mastercard
Ripple
USDT ERC20
Visa
クレジットカード
大会のステージでプレイする2人のeスポーツ選手のイラスト

この記事の確認方法

確認日:2026年8月12日〜2026年8月12日〜13日。各サイトのスポーツ画面を日本語表示で開き、eスポーツのカテゴリーを開いてタイトル名と試合数を数えました。

確認できていないこと:口座を開設していないため、実際のオッズの水準、マージンの比較、ライブ配信(ストリーミング)の有無は測っていません。大会ごとの取扱いも、開催時期によって変わります。

どのサイトが何タイトル扱っているか

サイト eスポーツの規模 確認できた内容
GGベット 中心コンテンツ 左の競技一覧にCS2・Dota 2・LoLが常時並ぶ構成
ステーク 16タイトル 競技一覧35項目とは別枠で、eスポーツが16タイトル
遊雅堂 180試合 44項目の一覧のなかで、eスポーツに180試合が掲載
コニベット あり スポーツ画面の上部タブに「Eスポーツ」
ピナクル 一覧に項目あり A-Zスポーツ22項目のなかに含まれる
カジノスカイ あり 54項目の一覧に含まれる

数字の意味に注意してください。
「180試合」は遊雅堂がその時点で掲載していた試合の数であり、
タイトル数ではありません。
一方でステークの「16」はタイトルの数です。
サイトによって数え方の単位が違うため、単純比較はできません。

GGベットのベット画面。左に競技一覧、中央にeスポーツの試合とオッズ
GGベットのベット画面(2026年8月12日)。左の一覧にカウンターストライク・Dota 2・リーグオブレジェンドが並び、中央に勝者・ラウンドハンディキャップ・合計ラウンド数のオッズが出ています。アフィリエイトリンク経由・日本語表示。

実際に対象になっている主なタイトル

確認できた範囲で、常時扱われているタイトルです。

タイトル ジャンル 試合の構造
Counter-Strike 2(CS2) FPS マップごとにラウンドを積み上げる。BO1/BO3が主流
League of Legends(LoL) MOBA 1試合で決着。国際大会はBO3/BO5
Dota 2 MOBA BO3が中心。国際大会The Internationalが最大規模
Valorant FPS マップ単位。CS2に近い構造
Rainbow Six Siege FPS ラウンド制
King of Glory / Mobile Legends モバイルMOBA アジア圏の大会が中心

日本で人気のあるタイトル(ストリートファイター、鉄拳、スプラトゥーンなど)は、
海外のブックメーカーの一覧では見かけにくいのが実情です。
格闘ゲームは1対1で試合数が少なく、
オッズを作るためのデータが揃いにくいためと考えられます。

eスポーツ特有の賭け方

試合の勝敗以外に、次のような賭け方があります。
CS2やValorantのようなラウンド制のタイトルで細かく分かれます。

  • マップ勝者 — BO3のうち第1マップだけの勝敗
  • ラウンドハンディキャップ — 「−3.5ラウンド」のように差をつけた勝敗
  • 合計ラウンド数 — 両チームの合計が指定数より多いか少ないか
  • ファーストブラッド — 最初にキルを取るチーム
  • ピストルラウンドの勝者 — CS2で1・13ラウンド目の勝敗
  • 正確なスコア — 2-0、2-1といった決着の内訳

MOBAでは、ファーストタワー、ファーストバロン、
試合時間が指定分数を超えるかどうかといった市場が用意されることがあります。

eスポーツならではの注意点

選手交代と出場メンバーが直前まで確定しない

スタメンが公表されない、あるいは直前に代打ち(スタンドイン)が入ることがあります。
チーム名だけを見て賭けると、主力が不在の試合だったということが起こります。

試合の中止・延期が多い

オンライン開催の大会では、接続障害による再試合や不戦勝が発生します。
その場合の精算ルールはサイトごとに違います。
「無効(void)で返金」なのか「勝敗として確定」なのかは、
賭ける前に規約で確認する必要があります。

マッチフィクシングの摘発事例がある分野です

eスポーツは、選手の年齢が若く、賞金以外の収入が不安定な競技として、
八百長のリスクが指摘されてきた分野です。
大会主催者側も監視の仕組みを設けていますが、
賭ける側としては、下位カテゴリーの大会ほどリスクが高いという前提で見るべきです。

ライブベットは遅延との勝負になります

配信には数十秒の遅延(ディレイ)があります。
配信を見ながらライブベットをする場合、
自分が見ている場面はすでに終わっている可能性があります。
この遅延はサイト側も織り込んでオッズを動かしています。

日本のeスポーツと賞金の扱い

日本国内では、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)が
プロライセンスの発行や大会の認定を行っています。

ここで整理しておきたいのは、
大会の賞金と、賭けの払戻金はまったく別物だということです。
大会賞金は競技の対価であり、賭博には当たりません。
一方、試合結果に金銭を賭ける行為は賭博です。
「eスポーツは新しい分野だから法律が追いついていない」という説明を見かけますが、
賭ける行為については刑法185条がそのまま適用されます。

笹川スポーツ財団の調査(2024年)では、
インターネットでの観戦率でeスポーツは1.6%です。
テレビ観戦で47.4%のプロ野球と比べれば、日本ではまだ小さい市場です。
それでも検索需要があるのは、
視聴者の年齢層が賭けに近い層と重なっているためだと考えられます。

日本の法律上の位置づけ

先に確認しておきたい法律のこと

日本の刑法は、日本国内から賭博を行うことを禁じています(第185条・第186条)。警察庁は「海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪です」と明言しており、2025年6月の通達でスポーツベッティングも対象に含めています。2025年9月25日からは、ギャンブル等依存症対策基本法 第九条の二により、こうしたサイトを国内の不特定の人に提示すること、および誘導する情報を発信することも禁止されています。

このページは、実際に何が起きているのかを事実として整理したものです。詳しくはブックメーカーと法律・税金のページを先にお読みください。

eスポーツには公営競技のような合法的な受け皿がありません。
競馬のJRA、競艇のテレボートに相当するものは存在しないため、
「合法的にeスポーツに賭ける方法」は日本国内にはありません。

他の競技のページ

賭ける前に知っておいてほしいこと

ブックメーカーの利用は20歳からです。賭けたお金は戻ってこないことがある、というより、長く続ければ手元から減っていくのが仕組み上の前提です。生活費や借入金を原資にしないこと、「取り返す」ために賭け金を上げないこと、月ごとの上限を先に決めておくことをおすすめします。

ご本人やご家族が、賭けごとをやめたくてもやめられない状態にある場合は、お住まいの都道府県にある精神保健福祉センターが公的な相談窓口です。民間では全国ギャンブル依存症家族の会(090-6737-8665)、ギャマノン(03-6659-4879)があります。厚生労働省の依存症対策ポータルに、相談先の一覧がまとまっています。

よくある質問(FAQ)

2026年8月12日〜13日に確認した範囲では、GGベットがeスポーツ中心の構成、ステークが16タイトル、遊雅堂が180試合を掲載していました。コニベット・ピナクル・カジノスカイの一覧にも項目があります。相撲や競艇と違い、この分野は扱っているサイトが多数あります。

CS2(Counter-Strike 2)、League of Legends、Dota 2 が中心で、Valorant、Rainbow Six Siege、モバイルMOBAが続きます。日本で人気のある格闘ゲームは、海外サイトの一覧では見かけにくいのが実情です。

サイトごとに精算ルールが違います。無効(void)として返金されるのか、その時点のスコアで確定するのかは規約に書かれています。オンライン開催の大会では接続障害による再試合が起きるため、賭ける前に確認しておくべき項目です。

配信には数十秒の遅延があります。画面で見ている場面はすでに終わっている可能性があり、サイト側のオッズはその先を反映しています。遅延を利用して有利に賭けられる、ということはありません。

合法ではありません。日本国内から接続して賭ける行為は刑法第185条の賭博罪にあたります。大会の賞金は競技の対価であり賭博ではありませんが、試合結果に金銭を賭ける行為は別です。

田村 涼
田村 涼大相撲・プロ野球・競馬・競艇・eスポーツ・スポーツベッティング全般

大相撲、プロ野球、競馬、競艇、eスポーツを中心に記事を書いています。各サイトのスポーツ一覧を実際に開き、その時点で賭けられる競技と賭け方の種類を数えて記録します。一覧に出ていない競技を「対応」と書かないこと、確認した日付を必ず添えることを守っています。

海外の記事をそのまま訳すのではなく、日本のファンが実際に賭けたい競技から逆算して構成します。NPBの12回引き分けが海外向けの賭け方でどう精算されるか、といった論点は、英語の記事を訳しているかぎり出てきません。

2026年8月時点で未実施:各サイトのオッズ水準(マージン)の実測。同じ試合の同じ賭け方を横並びで比べるには口座が必要なため、まだできていません。実施でき次第、日付を入れてこのページと該当記事に追記します。

再確認の予定:大相撲の取り扱いは、場所中でないと一覧に出ない可能性があります。秋場所初日の2026年9月13日に7サイトを開き直し、結果を相撲の記事に追記します。

もっと見る
監修: 佐藤 健一