
この記事の確認方法
確認日:2026年8月12日〜13日。各サイトの入出金ページを日本語表示で開き、対応通貨と最低額をそのまま転記しました。
確認できていないこと:実際に送金して着金までの時間、ネットワーク手数料の実額は計測していません。ガス代は混雑状況で変動するため、ここでは「かかる」という事実と、その調べ方を書いています。
どのサイトがどの通貨に対応しているか
| サイト | 対応通貨 | 最低入金 | 備考 |
|---|---|---|---|
| コニベット | BTC・ETH・XRP・LTC・USDT・DOGE | $20(USDTのみ$110) | 出金は最低$40。サイト側の手数料は無料 |
| ステーク | 20種類以上 | — | 仮想通貨を中心に設計されたサイト |
| BCゲーム | 20種類以上 | — | 表示通貨にJPYを選べるが、金額の案内はドル建て |
| カジノスカイ | 記載あり(銘柄は未確認) | 3,000円(上限800,000円) | 出金は5,000〜750,000円。承認後 最大24時間 |
| ピナクル | 対応の記載あり | — | — |
コニベットのUSDTだけ最低額が$110というのは、
一覧を開かないと分からない種類の情報です。
$20のつもりで送ると、下回って反映されない可能性があります。

実際にかかるコストの内訳
「手数料無料」の内訳を分解すると、こうなります。
| 段階 | かかるコスト | 誰が取るか | 無料と書かれる範囲 |
|---|---|---|---|
| 1. 円 → 仮想通貨(取引所で購入) | 売買スプレッド(販売所形式だと数%のことがある) | 取引所 | 対象外 |
| 2. 取引所 → サイトへ送金 | ネットワーク手数料 | ブロックチェーン(マイナー/バリデータ) | 対象外 |
| 3. サイトでの入金処理 | 0円のことが多い | サイト | ここが「無料」 |
| 4. サイト → 取引所へ出金 | 0円のことが多い(+ネットワーク手数料) | サイト/ブロックチェーン | 一部が「無料」 |
| 5. 仮想通貨 → 円(取引所で売却) | 売買スプレッド+出金手数料 | 取引所 | 対象外 |
実質的なコストは1と5のスプレッドに集中します。
とくに「販売所」形式で売買すると、
表示価格と実勢価格の差が片道で数%になることがあります。
往復で考えると、銀行送金の手数料より高くなる場合があります。
取引所の「取引所形式(板取引)」を使うと、この差は小さくなります。
仮想通貨のコストを気にするなら、
サイト側の手数料より先に、ここを確認するべきです。
通貨ごとの違い — 何を選ぶべきか
| 通貨 | ネットワーク手数料 | 着金の速さ | 価格変動 | 向き・不向き |
|---|---|---|---|---|
| BTC | 混雑時に高い | 10分〜(承認数による) | 大きい | 金額が大きいとき |
| ETH | ガス代が変動。高いことがある | 数分 | 大きい | ERC-20を使うなら |
| XRP | 低い | 数秒〜数十秒 | 大きい | 送金コストを抑えたいとき |
| LTC | 低い | 数分 | 大きい | 同上 |
| USDT | ネットワークによる | 数分 | ドルに連動 | 変動を避けたいとき |
| DOGE | 低い | 数分 | 大きい | — |
USDT(ステーブルコイン)は米ドルに価格が連動するよう設計されているため、
送金中の価格変動を避けたい場合に使われます。
ただしドル連動なので、円から見た為替リスクは残ります。
また、コニベットでは最低額が$110と他より高く設定されています。
ネットワークの選択を間違えると資産が消えます
USDTにはERC-20(イーサリアム)、TRC-20(トロン)など複数のネットワークがあります。
送金側と受取側で違うネットワークを選ぶと、着金しません。
これは取り戻せないことが多く、仮想通貨でいちばん多い事故です。
サイトの入金画面に表示されるネットワーク名を、
取引所の送金画面と1文字ずつ照合してください。
入金から出金までの流れ
- 国内の取引所で口座を開く —
金融庁に暗号資産交換業者として登録されている業者を使ってください。
登録業者の一覧は金融庁のサイトで公開されています。 - 円で仮想通貨を購入する —
可能なら販売所ではなく取引所形式で。 - サイトの入金画面でアドレスとネットワークを確認する —
アドレスは毎回変わることがあります。使い回さないでください。 - 送金する — 少額でテスト送金してから本番、が安全です。
- 出金は、入金と同じ通貨で受け取る —
サイトによっては入金に使った通貨でしか出金できません。 - 取引所で売却して円にする —
この時点で日本の税務上の取引が発生します(後述)。
仮想通貨ならではのリスク
- 送金中の価格変動 — 入金してから賭けるまでの間に
価格が動きます。ステーブルコイン以外では、これ自体が賭けの一部になります。 - アドレスの誤入力・ネットワークの誤選択 —
取り戻せません。銀行送金の組戻しのような仕組みがありません。 - 取引所側の判断 — 国内の取引所が、
賭博サイトへの送金と判断した場合の対応は各社の規約によります。 - サイト側が出金を止めた場合 —
仮想通貨には、カードのチャージバックのような取消手段がありません。
最後の点が実務的にいちばん重いです。
クレジットカードなら異議申立ての制度がありますが、
仮想通貨での送金には相当するものがありません。
日本での税金の扱い
日本国内では、暗号資産の取引によって生じた利益は
原則として雑所得として扱われます。
給与所得などと合算して課税される総合課税で、
金額が大きいほど税率が上がる仕組みです。
注意すべきなのは、課税のタイミングです。
円に戻したときだけでなく、
仮想通貨で別の仮想通貨を購入した場合や、決済に使った場合にも、
その時点の時価で損益が計算されるのが原則です。
ブックメーカーでの入出金は、この計算を複雑にします。
入金時のレート、出金時のレート、売却時のレートがすべて必要になるため、
取引の記録を残しておく必要があります。
なお、海外のブックメーカーで得た利益そのものの所得区分について、
国税庁の明示的な指針を当編集部は確認できていません。
暗号資産の売却益の扱いと、賭けの払戻金の扱いは別の論点です。
実際の申告については税理士にご確認ください。
日本の法律上の位置づけ
先に確認しておきたい法律のこと
日本の刑法は、日本国内から賭博を行うことを禁じています(第185条・第186条)。警察庁は「海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪です」と明言しており、2025年6月の通達でスポーツベッティングも対象に含めています。2025年9月25日からは、ギャンブル等依存症対策基本法 第九条の二により、こうしたサイトを国内の不特定の人に提示すること、および誘導する情報を発信することも禁止されています。
このページは、実際に何が起きているのかを事実として整理したものです。詳しくはブックメーカーと法律・税金のページを先にお読みください。
決済手段を仮想通貨にしても、
日本国内から賭ける行為の法的な位置づけは変わりません。
「仮想通貨なら足がつかない」という説明を見かけますが、
ブロックチェーンの取引記録は公開されており、
国内の取引所は本人確認済みの口座と紐づいています。
関連ページ
- 入金・出金方法の全体像 — 銀行送金・カード・コンビニ・電子ウォレット
- 法律と税金 — 刑法上の位置づけと一時所得の計算
- ボーナスの条件の読み方
賭ける前に知っておいてほしいこと
ブックメーカーの利用は20歳からです。賭けたお金は戻ってこないことがある、というより、長く続ければ手元から減っていくのが仕組み上の前提です。生活費や借入金を原資にしないこと、「取り返す」ために賭け金を上げないこと、月ごとの上限を先に決めておくことをおすすめします。
ご本人やご家族が、賭けごとをやめたくてもやめられない状態にある場合は、お住まいの都道府県にある精神保健福祉センターが公的な相談窓口です。民間では全国ギャンブル依存症家族の会(090-6737-8665)、ギャマノン(03-6659-4879)があります。厚生労働省の依存症対策ポータルに、相談先の一覧がまとまっています。






