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田村 涼 - ブックメーカー日本
執筆者:田村 涼
最終更新:
2026年9月23日

ウィリアムヒルの評価とレビュー|編集部が公式ページを確認しました

公式サイトへ
ウィリアムヒルのロゴ
71/100
A〜Zのスポーツ一覧は31項目で、競馬・UFC・ダーツ・自転車競技まで含みます
  • 2 UP(賭けたチームが2点リードした時点で的中扱いになる企画)
  • サッカーとNBAの Build Your Odds
  • 英国ギャンブル委員会とマルタ賭博庁のライセンスを持つ、この一覧では数少ない運営元です
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ライセンス英国外は William Hill Global PLC(マルタ C96298)MGA/CRP/121/2006-05(2020年11月2日発行・2028年3月19日まで)/英国は WHG (International) Limited(ジブラルタル 99191)UKGC 39225
アプリiOS・Android向けアプリ
サポート
最低入金額1,500円(カード)/$20・€10・£10(ecoPayz は1,500円)
決済方法
EcoPayz
Mastercard
Visa
クレジットカード

ウィリアムヒルは、ジブラルタル・MGA (CRP/121/2006-05)・UKGCのライセンスのもとで運営されている、スポーツベッティングを専門とするブックメーカーです。サイトは日本語に対応しており、日本円での入出金が可能です。

本ページでは、ボーナスの条件、対応している決済方法、実際の出金にかかる時間を編集部が確認したうえでまとめています。内容は運営元の公式ページと照らし合わせ、変更があるたびに更新しています。

メリット
  • 英国の運営会社はロンドン証券取引所の上場企業 Evoke PLC の完全子会社です
  • マルタのライセンス MGA/CRP/121/2006-05 が2028年3月19日まで有効と公開されています
  • 英国賭博委員会(UKGC 39225)とジブラルタル政府の認可も併記されています
  • 紛争を裁く独立機関 I.B.A.S の登録ブックメーカーです
  • 口座を日本円(JPY)で持てます
  • 最低出金額750円(ecoPayz)は、この一覧で最も低い部類です
  • 最低入金額1,500円が円建てで公開されています
  • 日本語のヘルプセンターが稼働し、日本向けの記事があります
  • 英国・アイルランドの競馬が騎手・調教師・直近成績まで揃っています
  • Bet Builder や Price Boost など、英国式の商品が一通りあります
デメリット
  • スポーツブックの日本語版が見つかりません(英語版に転送されます)
  • オッズが英国式の分数表記(13/8・5/2)で、日本で一般的な小数表記ではありません
  • 電話サポートは「英語」と明記されており、番号も英国のものです
  • 2020年8月14日以降、日本発行のVISAクレジットカードは入金に使えません
  • 特定の日本の銀行が発行したカードはBINコードの時点で弾かれます
  • 決済手段が実質5つで、仮想通貨・コンビニ払い・銀行送金がありません
  • カードの最低出金額は公開されていません
  • 日本の公営競技(競馬・競輪・競艇・相撲)の取り扱いは確認できていません
  • 競技一覧を数えられませんでした(日本語版に到達できないため)
  • 日本からの利用に適用されるのはUKGCではなくマルタのライセンスです
ウィリアムヒルのロゴ
ボーナススポーツ初回入金ボーナス 100%(最大100ドル)
  • 2 UP(賭けたチームが2点リードした時点で的中扱いになる企画)
  • サッカーとNBAの Build Your Odds
  • 英国ギャンブル委員会とマルタ賭博庁のライセンスを持つ、この一覧では数少ない運営元です

ウィリアムヒルは、この一覧でもっとも信頼できる運営元を持ち、もっとも日本語から遠ざかっているサイトです(100点満点で71点)。英国の運営会社はロンドン証券取引所の上場企業 Evoke PLC の完全子会社で、日本に適用されるマルタのライセンスは2028年3月19日まで有効と期限まで公開されています。しかし2026年9月8日に確認したところ、スポーツブックの日本語版が見つかりませんでした——「スポーツ」を押すと英語版に転送され、25,630文字のうち日本語はゼロ、オッズは13/8という英国式の分数表記です。点数は77点から71点に下げています。

日本での法的な位置づけ

日本国内から海外のブックメーカーを利用する行為については、刑法185条・186条の適用に関して議論があります。海外のライセンスを持っていることと、日本国内での適法性は別の問題です。詳しくは法律と税金のページに条文と公表事例をまとめています。20歳未満の方はご利用いただけません。

スポーツブックの日本語版が見つかりません

この項目から始めます。今回いちばん大きな発見があった場所です。

2026年9月8日、日本の家庭用回線から確認しました。

開いたもの 結果
williamhill.com/ja-jp 日本語で開きます。メニューは「スポーツ/ベガス/ライブ・カジノ/ポーカー/プロモーション」
そこから「スポーツ」をクリック sports.williamhill.com/betting/en-gb に転送。英語です
sports.williamhill.com/betting/ja-jp を直接入力 同じく英語版に転送されます
日本語ヘルプセンター 稼働中(williamhilljapan.zendesk.com/hc/ja-jp)

スポーツブックの日本語版が見つかりませんでした

転送された先の画面を数えたところ、25,630文字のうち日本語の文字はゼロでした。そして中身は英国向けそのものです。

  • 競馬は Catterick・Goodwood・Leicester——いずれも英国の競馬場
  • 見出しは 「Next Off – UK & Ireland」
  • オッズは 13/8・5/2・7/2 という英国式の分数表記
  • メニューは Football・Horse Racing・Tennis・Snooker・Cricket・Greyhounds・American Football

オッズの表記方法は、実用上いちばん効く違いです。日本で一般的なのは「1.75」のような小数表記ですが、英国式の「13/8」は賭け金に対する利益の比を表します(13/8なら8賭けて13の利益、つまり小数では2.625)。慣れていないと、いくら返ってくるのか瞬時に分かりません。

当サイトの記載を訂正します

このページは以前、「A〜Zのスポーツ一覧は31項目」と書いていました。それは日本語版が存在した時期の測定です。今回は日本語のスポーツ画面そのものに到達できなかったため、競技数を確認できていません。数えられなかったものを、以前の数字のまま置いておくことはしません。

この変更を受けて、当サイトの日本語対応の評価を下げました。点数は77点から71点になっています。理由は日本語対応の項目に書いています。

ウィリアムヒルのスポーツ画面。すべて英語で、Catterick・Goodwood・Leicester という英国の競馬場が並び、オッズは13/8・5/2という分数表記になっている
2026年9月8日、日本の家庭用回線から williamhill.com/ja-jp の「スポーツ」をクリックして到達。25,630文字のうち日本語の文字はゼロでした。

ウィリアムヒルの基本情報

運営会社・ライセンス 英国外は William Hill Global PLC(マルタ C96298)MGA/CRP/121/2006-05(2020年11月2日発行・2028年3月19日まで)/英国は WHG (International) Limited(ジブラルタル 99191)UKGC 39225
設立 記載なし
口座の通貨 JPY(公式ヘルプが円建ての限度額を掲載。EUR・USD も選択可)
最低入金額 1,500円(カード)/$20・€10・£10(ecoPayz は1,500円)
最低出金額 750円(ecoPayz。カードの最低額は非公開)
サポート 確認できず
対応時間・言語 記載なし
アプリ iOS・Android向けアプリ

日本語対応——どこまであって、どこからないか

「日本語版がない」と書くと撤退したように聞こえますが、そうではありません。正確に切り分けます。

部分 日本語
トップページ(/ja-jp) あり——自然な日本語です
フッターの運営情報・ライセンス あり——マルタとジブラルタルの記載が日本語で読めます
ヘルプセンター あり——日本向けの記事つき
利用規約(イギリス国外) あり
スポーツブック本体 ありません(英語版に転送)
電話サポート 英語のみと明記されています

ヘルプセンターは日本向けに作られています

これが「撤退していない」と判断した根拠です。日本語ヘルプセンターには、日本の利用者にしか意味のない記事が置かれています。

  • 「日本国内から入金不可能な銀行およびBINコード(銀行識別番号)」——日本の銀行を名指しで扱った記事
  • 「利用可能なカードについて」
  • 「EcoPayz(エコペイズ)について」
  • 「出金の際の身分証明書提出」
  • 「なぜ常に資金の引き出し方法を選べないのですか?」

これらは自動翻訳の副産物ではなく、日本市場向けに書かれた記事です。つまりウィリアムヒルは日本の利用者を受け入れており、入口と説明は日本語で、遊ぶ画面だけが英語という状態になっています。

電話は英語です

本人確認の記事に、はっきり書かれています。

「書類提出、並びに年齢確認措置についての詳しい情報に関し担当部署と直接お話しになりたい場合はお電話にて対応が可能です(英語)。0800 731 7823(英国より)、+44 (0)870 600 0479(英国外より)」

番号は英国のもので、日本からは国際通話になります。日本語の電話窓口は見当たりませんでした。

当サイトの採点では、日本語対応20点のうちサイトが日本語で作られていることに12点、問い合わせ窓口が日本語だと明記されていることに8点を配分しています(評価基準について)。ウィリアムヒルは6点です——スポーツブックが英語のみである以上、サイト側を満点にはできず、電話が英語と明記されている以上、窓口側も加点できません。

ウィリアムヒルの日本語トップページ。メニューが「スポーツ/ベガス/ライブ・カジノ/ポーカー/プロモーション」と日本語で表示されている
2026年9月8日取得。この画面は日本語ですが、「スポーツ」を押すと英語版に転送されます。

スポーツ——英国競馬が本体です

スポーツについては、書けることが限られます。日本語のスポーツ画面に到達できなかったためです。

確認できたのは、転送先の英語版に並んでいた内容です。

区分 内容
メニューの競技 Football・Horse Racing・Tennis・Snooker・Cricket・Greyhounds・American Football
競馬 英国とアイルランド中心(Catterick・Goodwood・Leicester)
特徴的な機能 Epic Boost・Price Boost・Bet Builder・In-Play・Free to play
映像 UK & Irish racing・Greyhound racing・International racing のストリーミング

競馬の強さは本物です。1レースごとに出走馬・騎手(J:)・調教師(T:)・直近成績(F:)まで表示され、「EW: 1/5 Odds 3 Places」のような各条件も出ています。

「EW: 1/5 Odds 3 Places」とは何か

日本の競馬にはない賭け方なので説明します。EW は Each Way(イーチウェイ)の略で、1回の賭けで「勝ち」と「入着」の2つに同時に賭ける方式です。

  • 賭け金は2倍かかります(1,000円のEWなら合計2,000円)
  • 半分は単勝に、半分は入着に
  • 3 Places は「3着までが入着扱い」
  • 1/5 Odds は「入着分の配当は単勝オッズの5分の1」

日本の馬券でいえば単勝と複勝を同時に買うのに近く、しかも複勝の配当が単勝オッズに連動する仕組みです。出走頭数によって「2 Places」「4 Places」と条件が変わり、画面にもレースごとに表示されていました(9 runners で3 Places、6 runners で2 Places)。

英国のブックメーカーが150年以上かけて作ってきた商品で、日本の公営競技にはない選択肢です。英語が読めるなら、ここは本当に強い部分です。

しかし日本の公営競技ではありません。日本の競馬・競輪・競艇・相撲の取り扱いは、今回確認できていません(競馬のページ)。

以前の記載について

当サイトは以前「A〜Zのスポーツ一覧は31項目で、競馬・UFC・ダーツ・自転車競技まで含みます」と書いていました。これは日本語版が存在した時期の測定です。現在は日本語のスポーツ画面に到達できないため、31という数字を現在の事実として掲げることはしません。日本語版が復活したときに、あらためて数え直します。

なお、以前確認していた機能として「2 UP」(賭けたチームが2点リードした時点で的中扱いになる企画)とサッカー・NBAの Build Your Odds があります。英語版にも Bet Builder として同種の機能が並んでいました。

分数オッズの読み方——13/8はいくつか

英語版に転送されることの実務的な意味を、オッズの読み方で具体的に説明します。ここが日本の利用者にとっていちばん効く違いだからです。

分数と小数の対応表

取得した画面に実際に出ていた数字で作ります。

英国式(分数) 意味 小数に直すと 1,000円賭けた場合の払戻
EVS 1賭けて1の利益 2.00 2,000円
4/7 7賭けて4の利益 約1.57 約1,571円
13/8 8賭けて13の利益 2.625 2,625円
5/2 2賭けて5の利益 3.50 3,500円
7/2 2賭けて7の利益 4.50 4,500円
15/8 8賭けて15の利益 2.875 2,875円
11/4 4賭けて11の利益 3.75 3,750円

計算式は「分子÷分母+1」です。13/8なら 13÷8=1.625、それに1を足して2.625。慣れれば難しくありませんが、複数のオッズを見比べて素早く判断する場面では、この一手間が効いてきます。

どちらが有利かの判断も遅くなります

たとえば 13/8 と 7/4 では、どちらが高いオッズでしょうか。

小数に直すと 2.625 と 2.75 で、7/4のほうが高いです。しかし分数のままでは、分母が違うため直感的に比べられません。小数表記なら一目で分かるものが、分数表記では計算を要する——これが実害です。

多くのブックメーカーは設定でオッズ表記を切り替えられます。英語版の画面にも「Odds Format」というメニューがありました。ただし、それを見つけて切り替えるところまでが英語です。登録前に画面を確かめたい人にとっては、この時点で敷居が高くなります。

オッズブーストとBet Builder

英語版の画面に並んでいた機能を挙げます。英国のブックメーカーが長年かけて作ってきた商品で、日本語のサイトではあまり見ないものが混じっています。

機能 内容
Epic Boost / Price Boost 特定の賭けのオッズを引き上げたもの。「Was 4/7 → EVS」のように、元の数字と並べて表示されます
Bet Builder 1試合のなかで複数の条件を組み合わせて、自分でオッズを作る機能
In-Play 試合中の賭け
Free to play お金を賭けずに参加できる予想ゲーム
Betslip / My Bets ベットスリップと履歴

「Was 4/7 → EVS」の読み方

取得時の画面に、こういう表示がありました——Porto vs Man City「Man City To Score In The 1st Half」Was 4/7 → EVS。

EVSは「Evens」の略で、1賭けて1の利益——小数表記なら2.00です。元の 4/7 は「7賭けて4の利益」=小数で1.571。つまり1.571だったオッズを2.00まで引き上げたという意味です。

この「元の数字を消し線で見せる」やり方は英国では標準ですが、元の数字が本当にその値だったかを利用者が検証する手段はありません。引き上げ自体は実在しても、「どこから引き上げたか」は運営が決めています。そこは割り引いて読むべき部分です。

もっとも、ブーストされたオッズが他社より高いかどうかは自分で確かめられます。同じ試合の同じ賭けを2社で並べればいいだけです。「Was 4/7」が本当だったかは分かりませんが、「いまのEVS(=2.00)が他社より高いか」は分かります。比べるべきは値引き前の価格ではなく、いまの価格——これは小売と同じ話です。

この一覧のなかで同じ試合を扱うサイトは複数あります(35サイトの一覧)。アジアンハンディキャップに強いDafabetとはそもそもの賭け方が違うため、サッカーの勝敗で比べるなら1xBetや22betが比較対象になります。

以前確認していた「2 UP」

当サイトは以前、ウィリアムヒルの特徴として「2 UP」を挙げていました——賭けたチームが2点リードした時点で、試合の結果を待たずに的中扱いになるという企画です。

サッカーでは2点差がついても逆転されることがあるため、利用者にとって明確に有利な条件です。英語版にも同種の企画が並んでいましたが、日本語版で提供されているかどうかは今回確認できていません。以前の記載は日本語版が存在した時期のものです。

カジノ・ポーカー・実店舗

ウィリアムヒルはスポーツブックの会社ですが、日本語トップページのメニューにはスポーツ以外に4つの区分が並んでいます。

区分 内容
ベガス スロット中心のカジノ
ライブ・カジノ ライブディーラー
ポーカー 独立した区分
ビンゴ 英語版のメニューにあります

ポーカーが独立した区分としてあるのは、この一覧では珍しい部類です。多くのサイトはカジノのなかにテーブルゲームとしてポーカー風のゲームを置いているだけで、対人のポーカールームを持っているわけではありません。

ただし中身は数えられていません。ゲーム数もプロバイダーも確認できませんでした。スポーツと同じく、日本語の画面に到達できなかったためです。数えられなかったものを推測で書くことはしません。

カジノを主目的にするなら、中まで数えられた22bet(70を超えるプロバイダーを確認)やBCゲームのレビューのほうが判断材料になります。

実店舗がある会社です

日本語フッターに「店舗検索」という項目があります。ウィリアムヒルは英国に実際のベッティングショップを持つ会社で、オンライン専業ではありません。

日本から使う人には直接関係ありませんが、この一覧のなかで実店舗を持つのはウィリアムヒルだけです。上場企業であることと合わせて、「実体のある会社かどうか」を測る材料にはなります。

実体があることの意味と、限界

当サイトはこの一覧で、運営会社名が空欄のサイト(22bet)から、上場企業の傘下(ウィリアムヒル)まで見てきました。その幅を踏まえて書きます。

実体の度合い この一覧の例
上場企業の傘下+実店舗 ウィリアムヒル
登録番号・住所・ライセンス期限まで公開 BetWinner、Dafabet
ライセンス番号あり 1xBet、ルーベット
発行機関名のみ、番号なし Vave
運営会社名すら記載なし 22bet

ただし、実体があることは「日本から快適に使える」という意味ではありません。むしろこのレビューが示しているのは逆のことです——いちばん実体のある会社が、いちばん日本語から遠いという状態になっています。

厳しい規制の下にある会社ほど、各市場向けの対応にコストと審査が要ります。規制が緩い事業者ほど身軽に多言語化できる、という構造がこの一覧全体に表れています。「信頼できること」と「使いやすいこと」は、この業界では必ずしも一致しません。

入金と出金——円建てですが、手段が5つです

入出金は、この一覧では珍しく円建てで書かれています。一方で、使える手段はかなり絞られます。

項目 内容
口座通貨 日本円(JPY)。EUR・USDも選択可
最低入金額 1,500円(カード)/$20・€10・£10
ecoPayzも1,500円
最低出金額 750円(ecoPayz)。カードは非公開
決済手段 ecoPayz・VISA・Mastercard・デビットカード・プリペイドカード

最低出金額750円は、この一覧でいちばん低い部類です。多くのサイトが出金の金額を公開すらしていないなかで、円建てで書いてあるのは実用的です。

日本発行のVISAクレジットカードは使えません

公式ヘルプに明記されている、重要な制限です。

2020年8月14日以降、日本発行のVISAクレジットカードは入金に使えません。

さらにヘルプセンターには「日本国内から入金不可能な銀行およびBINコード(銀行識別番号)」という記事が独立して置かれています。BINコードとはカード番号の最初の6桁で、発行銀行を識別する番号です。つまり特定の日本の銀行が発行したカードは、カード番号の時点で弾かれるということです。

これは登録してから気づくと困る種類の制限です。手持ちのカードが使えるかどうかは、入金を試す前にこの記事で確認してください。

なぜ日本のVISAカードが使えなくなったのか

公式には理由が書かれていませんが、時期から読み取れることはあります。2020年前後は、国際カードブランドと日本の発行会社がオンライン賭博向けの決済を絞り込んだ時期にあたります。

重要なのは、これがウィリアムヒル側の判断とは限らないことです。カードが使えないのは、カードを発行した側が止めている場合もあります。だからこそ「BINコード(=発行銀行の識別番号)」という単位で記事が書かれているのです。

実務的な意味はひとつ。同じVISAでも、発行元によって結果が変わります。「VISAだから大丈夫」とは考えないでください。ヘルプの一覧で自分のカードのBINを確認するのが確実です。

決済手段が5つしかありません

当サイトの採点で入出金が25点中10点にとどまっているのは、ここが理由です。仮想通貨に対応していません。コンビニ払いも銀行送金も見当たりません。

同じ日に確認した1xBetは50手段、BetWinnerは51手段でした(ただし大半は仮想通貨の銘柄です)。ウィリアムヒルはカードと電子ウォレットだけで、しかも日本発行のVISAクレジットカードには制限があります。入金できる経路が実質的に狭いのが、このサイトの現実的な弱点です。

ウィリアムヒルの日本語ヘルプセンターの決済ページ。「日本国内から入金不可能な銀行およびBINコード(銀行識別番号)」という記事が並んでいる
2026年9月8日取得。日本向けに書かれた記事があることから、日本市場から撤退したわけではないと判断しました。

本人確認の手順が具体的に書かれています

本人確認について、日本語ヘルプに手順が具体的に書かれています。この一覧では珍しく詳しいので、そのまま整理します。

書類を求められる4つの場面

場面
入金方法とは異なった決済方法で出金を申請した場合
多額の出金を申請した場合
本人名義ではないクレジットカード・デビットカードを使用した場合
アカウントが一定期間使用されていない場合

1つめが実務的にいちばん重要です。入れた方法と違う方法で出そうとすると、書類を求められます。カードで入金したなら、カードに戻すのが基本、ということです。

求められる書類

  • 使用したカードの表と裏のコピー、または電子財布口座の証明
  • 写真付き身分証明書(パスポート、運転免許証など)
  • 現住所が確認できるもの(カードの明細書など、6か月以内に発行されたもの)

カードを撮るときの注意が明記されています

ここは実用的なので引用します。

「カード番号の最初の6桁ならびに末尾4桁のみが表示されるよう、中央にある6桁の数字は必ず隠した状態で送付してください。また、カード裏面にある3桁のCVV(セキュリティコード)も必ず隠した状態で送付して下さい。」

これは利用者を守るための指示です。カード番号を全部見せてしまうと、その画像が漏れた時点で決済に使われかねません。隠す場所まで書いてあるサイトは、この一覧では多くありません。

送付先は documents@williamhill.com、形式はJPEG。スマートフォンのカメラで撮ったものでも、カラースキャンでも受け付けると書かれています。

この丁寧さは、規制の産物です

ここまで具体的に書いてあるサイトは、この一覧では少数です。多くは「本人確認書類をご提出ください」で終わります。

理由は規制にあります。英国賭博委員会とマルタ賭博庁は、顧客への説明の明確さそのものを審査対象にしています。「何を、なぜ、どう送るのか」を曖昧にしておくことが、そのまま行政上のリスクになる環境です。

逆に言えば、キュラソーやアンジュアンのライセンスしか持たないサイトには、その圧力がありません。実際、この一覧の多くのサイトでは本人確認の手順が公開ページから読み取れませんでした。

当サイトが運営元のライセンスを採点項目にしているのは、こうした差が実際の体験に出るからです(評価基準について)。トラブルが起きたときに、手順が書いてあるかどうかは小さくありません。

ただし、電話で相談したい場合は英語です。0800 731 7823(英国内)または +44 (0)870 600 0479(英国外)。日本からは国際通話になります。

他社と並べるとどうか

この項目は、スポーツ画面の競技一覧を編集部で数えられなかったため、表にしていません。数えられていないものを表に入れると、見た目だけ比較になってしまいます。

この項目は、カジノのカテゴリー一覧を編集部で数えられなかったため、表にしていません。数えられていないものを表に入れると、見た目だけ比較になってしまいます。

サイト サーバーの応答 ページが使える状態まで 読み込む部品 転送量
ウィリアムヒル 4.8秒 5.9秒 2件 4 KB
1xBet 3.7秒 7.7秒 250件 35 KB
ダファベット 4.0秒 15.5秒 53件 1082 KB
22Bet 8.3秒 30.9秒 173件 4860 KB

東京のIPアドレスから、ブラウザ自身の計測値(PerformanceNavigationTiming)を読んだ数字です。回線と時間帯で変わるので、順位ではなく桁として見てください。モバイル回線では転送量がそのまま待ち時間になります。

運営元と安全性——ロンドン上場企業の傘下です

ここがウィリアムヒルの最大の強みで、この一覧で並ぶ相手がいない部分です。

ロンドン証券取引所の上場企業の傘下です

日本語フッターと英語フッターに、こう書かれています。

「WHG (International) Limited is a wholly owned subsidiary of Evoke PLC, a company registered in Gibraltar and listed on the London Stock Exchange.」

これが何を意味するか。上場企業は、四半期ごとに財務を公開する義務があります。監査法人が入り、株主に説明責任を負い、規制当局の処分は株価に直結します。

当サイトが調べた35サイトの多くは、キュラソーやアンジュアンに登録された非公開会社です。運営会社名すら書いていないサイトもあります(22bet)。上場企業の傘下であることは、この一覧では例外中の例外です。

ライセンスは3つの法域で、期限まで公開されています

対象 運営会社 ライセンス
英国・北アイルランド・ジャージー・ジブラルタル WHG (International) Limited
(ジブラルタル登録番号99191)
英国賭博委員会 39225
+ジブラルタル政府の認可
英国外(=日本からの利用) William Hill Global PLC
(マルタ登録番号C96298)
MGA/CRP/121/2006-05
2020年11月2日発行・2028年3月19日まで有効
アイルランド WH Ireland Limited GRAI-1096-RB-26-0001

有効期限まで書いているサイトは、この一覧ではウィリアムヒルとBetWinnerだけです。さらに I.B.A.S(Independent Betting Adjudication Service)の登録ブックメーカーであることも明記されています——これは賭けの紛争を裁く独立機関です。

ただし、日本に適用されるのはマルタのライセンスです

ここは誤解されやすいので、はっきり書きます。英国賭博委員会(UKGC)の保護は、英国の利用者に向けたものです。日本から使う場合に適用されるのはマルタ賭博庁(MGA)のライセンスのほうです。

MGAは決して緩い規制機関ではありません——顧客資金の分別管理や苦情処理の枠組みを持ち、キュラソーやアンジュアンより厳しいのが一般的な評価です。それでもUKGCと同じ保護が受けられるわけではないという点は、正確に理解しておくべきです。

最後に事実として。当サイトは、ウィリアムヒルが日本で合法だとは記載していません。海外の賭博サイトを国内から利用する行為について、警察庁は賭博罪の対象になり得るとの見解を示しています(法律と税金のページ)。

ウィリアムヒルのヘルプセンター。フッターに運営会社とライセンスの記載が並んでいる
2026年9月8日取得。WHG (International) Limited がロンドン証券取引所上場の Evoke PLC の完全子会社であることが明記されています。

どういう人に向いているか

向いている人

  • 運営元の信頼性を最優先する人。ロンドン証券取引所の上場企業(Evoke PLC)の傘下で、この一覧では並ぶ相手がいません
  • 英語のオッズ表記に抵抗がない人。分数表記(13/8)を読めるなら、商品としては一級品です
  • 英国・アイルランドの競馬に賭けたい人。出走馬・騎手・調教師・直近成績まで揃っています
  • 少額で出金したい人。最低出金額750円(ecoPayz)はこの一覧で最も低い部類です
  • 円建ての口座が欲しい人。JPYで口座を持てます

向いていない人

  • 日本語で賭けたい人。スポーツブックは英語版に転送されます。ここがいちばん大きい
  • 小数オッズしか読まない人。英国式の分数表記です
  • 日本発行のVISAクレジットカードで入金したい人。2020年8月14日以降、使えません
  • 仮想通貨を使いたい人。対応していません
  • 決済手段の選択肢が欲しい人。実質5つです
  • 日本の公営競技に賭けたい人。確認できていません

編集部が確認できなかったこと

このレビューは、運営元の公式ページを読んで書いています。口座を開いての検証は行っていません。以下は確認できなかった点です。

  • スポーツブックの日本語版が現存するかどうか — 確認した範囲ではすべて英語版に転送されます
  • 競技一覧31項目 — 日本語版が存在した時期の測定で、現在は確認できていません
  • カードの最低出金額は公式ページに記載なし
  • 2020年8月14日以降、日本発行のVISAクレジットカードは入金に使えません(公式ヘルプに明記)
  • 登録フォームの通貨選択欄は未確認(登録ボタンから先に進めませんでした)
  • 日本語のライブチャットやメール窓口があるかどうか(電話は英語対応と明記)

とくに実際の出金にかかる時間は測っていません。日本国内からのアクセスと本人確認書類が必要で、2026年8月時点では実施できていないためです。「出金は◯時間」と書いていないのはそのためです。実施できた時点で、日付を入れてこのページに追記します。

確認の方針は運営者情報に、点数の付け方は評価基準に公開しています。

評価の内訳

項目 点数
日本語対応 6 / 20
入出金 10 / 25
日本円での使いやすさ 10 / 10
取扱競技 15 / 15
情報の透明性 15 / 15
規模・実績 15 / 15
合計 71 / 100

配点の根拠は評価基準についてに公開しています。点数は広告提携の有無と関係なく付けています(広告と提携について)。

最終確認:2026年9月8日

よくある質問(FAQ): ウィリアムヒル

部分的にしか使えません。2026年9月8日に確認したところ、トップページ(williamhill.com/ja-jp)、フッターの運営情報、ヘルプセンター、利用規約は日本語です。

しかし「スポーツ」をクリックすると英語版のスポーツブックに転送されます。25,630文字のうち日本語の文字はゼロで、/betting/ja-jp を直接入力しても英語版に飛びます。賭ける画面そのものが英語という状態です。

撤退したとは判断していません。日本語のヘルプセンターが稼働しており、日本の利用者にしか意味のない記事が置かれているためです——「日本国内から入金不可能な銀行およびBINコード」「利用可能なカードについて」「EcoPayzについて」など。

これらは自動翻訳ではなく、日本市場向けに書かれた記事です。入口と説明は日本語、遊ぶ画面は英語という状態だと理解するのが正確です。

英国式の分数表記で、賭け金に対する利益の比を表します。13/8なら「8賭けて13の利益」——つまり8賭けると合計21が戻ります。

日本で一般的な小数表記に直すと、13÷8+1=2.625です。5/2なら3.5、7/2なら4.5になります。

慣れていないといくら返ってくるのか瞬時に分かりません。サイト内でオッズ表記を切り替えられる場合もありますが、今回は英語版に転送された状態で確認しています。

できます。口座通貨として日本円(JPY)を選べ、最低入金額1,500円(カード)と円建てで公開されています。EUR・USDも選択可能です。

ただし2020年8月14日以降、日本発行のVISAクレジットカードは入金に使えません(公式ヘルプに明記)。さらに特定の日本の銀行が発行したカードはBINコード(カード番号の最初の6桁)の時点で弾かれます。ヘルプセンターに専用の記事があるので、入金を試す前に確認してください。

ecoPayzで750円です。この一覧では最も低い部類で、多くのサイトが出金の金額を公開すらしていないなかで円建てで書かれているのは実用的です。

ただしカードの最低出金額は公開されていません。また、入金と異なる方法での出金や高額の出金では本人確認書類の提出を求められることがヘルプに明記されています。

この一覧でもっとも堅い部類です。日本からの利用に適用されるのはマルタ賭博庁の MGA/CRP/121/2006-05で、2020年11月2日発行・2028年3月19日まで有効と期限まで公開されています。

英国向けには英国賭博委員会(UKGC 39225)、アイルランド向けには GRAI-1096-RB-26-0001 を持ち、紛争を裁く独立機関 I.B.A.S にも登録しています。

ただしUKGCの保護は英国の利用者に向けたものです。日本から使う場合はマルタのライセンスが適用されます。MGAは緩い機関ではありませんが、UKGCと同じではありません。

本当です。フッターに「WHG (International) Limited is a wholly owned subsidiary of Evoke PLC, a company registered in Gibraltar and listed on the London Stock Exchange」と明記されています。

上場企業は四半期ごとに財務を公開する義務があり、監査法人が入り、規制当局の処分は株価に直結します。当サイトが調べた35サイトの多くはキュラソーなどに登録された非公開会社で、運営会社名すら書いていないサイトもあります。上場企業の傘下であることは、この一覧では例外中の例外です。

使えません。決済手段は ecoPayz・VISA・Mastercard・デビットカード・プリペイドカードの実質5つで、仮想通貨・コンビニ払い・銀行送金は見当たりません。

同じ日に確認した1xBetは50手段、BetWinnerは51手段でした(大半は仮想通貨の銘柄です)。当サイトの採点で入出金が25点中10点にとどまっているのは、この選択肢の狭さが理由です。

賭けられますが、英国とアイルランドの競馬です。確認した画面には Catterick・Goodwood・Leicester といった英国の競馬場が並び、出走馬・騎手・調教師・直近成績まで表示されていました。商品としては一級品です。

日本の競馬・競輪・競艇・相撲の取り扱いは確認できていません——日本語のスポーツ画面に到達できなかったためです。日本の公営競技が目的なら、4種すべてを扱うことを確認済みの1xBet・BetWinner・22betをご覧ください。

サイトが変わったからです。当サイトは以前、ウィリアムヒルの日本語対応を高く評価し、「A〜Zのスポーツ一覧は31項目」と記載していました。

2026年9月8日に確認したところ、日本語のスポーツブックに到達できなくなっていました。そのため日本語対応の評価を下げ、点数は77点から71点になっています。また、31という競技数も現在の事実としては掲げないことにしました——確認できないものを、以前の数字のまま置いておくことはしません。

日本語版が復活したときは、あらためて数え直して更新します。

結論

71/100

71点。前回の77点から下げています。サイトが悪くなったのではなく、日本語版のスポーツブックに到達できなくなったためです。

この評価は、ウィリアムヒルという会社の評価ではありません。会社としては、この一覧で最も堅い——ロンドン証券取引所の上場企業の傘下で、3つの法域でライセンスを持ち、期限まで公開し、紛争処理の独立機関にも登録しています。運営会社名すら書いていないサイトが同じ一覧に並んでいることを考えれば、その差は歴然です。

当サイトの点数が測っているのは「日本から日本語で使えるかどうか」です(評価基準について)。その物差しでは、賭ける画面が英語で、オッズが分数表記で、電話が英語で、日本のVISAカードが使えない——という状態を高く評価することはできません。

まとめると——英語に抵抗がなく、運営元の堅さを最優先し、英国競馬に賭けたい人には、この一覧でいちばん筋の通った選択肢です。逆に日本語で賭けたい人は、1xBetやボンズカジノのほうが目的に合います。

日本語版が戻ってきたら、あらためて確認して更新します。

田村 涼 - ブックメーカー日本
田村 涼大相撲・プロ野球・競馬・競艇・eスポーツ・スポーツベッティング全般

大相撲、プロ野球、競馬、競艇、eスポーツを中心に記事を書いています。各サイトのスポーツ一覧を実際に開き、その時点で賭けられる競技と賭け方の種類を数えて記録します。一覧に出ていない競技を「対応」と書かないこと、確認した日付を必ず添えることを守っています。

海外の記事をそのまま訳すのではなく、日本のファンが実際に賭けたい競技から逆算して構成します。NPBの12回引き分けが海外向けの賭け方でどう精算されるか、といった論点は、英語の記事を訳しているかぎり出てきません。

2026年8月時点で未実施:各サイトのオッズ水準(マージン)の実測。同じ試合の同じ賭け方を横並びで比べるには口座が必要なため、まだできていません。実施でき次第、日付を入れてこのページと該当記事に追記します。

再確認の予定:大相撲の取り扱いは、場所中でないと一覧に出ない可能性があります。秋場所初日の2026年9月13日に7サイトを開き直し、結果を相撲の記事に追記します。

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監修: 佐藤 健一