新しいブックメーカーの見分け方 — ライセンス番号から発行年を読む

「新しい」を確認できる方法があります。ライセンス番号です。運営開始日を公開しているサイトはほとんどありませんが、ライセンス番号には発行年が埋め込まれていることが多く、そこからいつ許可を取ったかは読み取れます。

たとえばアンジュアンの ALSI-202505046-FI2 は2025年5月、ALSI-202410011-FI1 は2024年10月。一方、キュラソーの 8048/JAZ2023年の制度改正より前の旧番号です。

ただし、新しいライセンス番号は「サイトが新しい」ことを証明するものではありません。何が読み取れて、何が読み取れないのかを整理します。

佐藤 健一
執筆者:佐藤 健一
最終更新:
2026年8月14日

ライセンスの発行が新しかったサイト

ライセンス番号から発行時期を読み取れたサイトのうち、比較的新しいものです。新しさは評価点に加算していません(出金を実際に試していないためです)。詳しくは判断基準をご覧ください。

アンジュアン
カジノスカイのロゴ
. カジノスカイ
90/100
おすすめポイント:手数料無料の日本円決済
  • 登録ボーナス777円は賭け条件カジノ40倍・スポーツ16倍、出金上限15,000円
  • 入出金の手数料が無料(公式の決済ページに明記)
  • 日本語チャットは15:00〜翌1:00
銀行送金
EcoPayz
Mastercard
Visa
クレジットカード
仮想通貨
表記に相違あり
BCゲームのロゴ
. BCゲーム
63/100
おすすめポイント:iOS・Android の専用アプリ
  • 20種類以上の仮想通貨に対応
  • スポーツブックを2社(Betby/BTi)から選べる
  • 表示通貨に JPY を選べる(プロモーションの金額はドル建て)
Bitcoin
Ethereum
USDT ERC20
クレジットカード
仮想通貨
キュラソー
GGベットのロゴ
. GGベット
65/100
おすすめポイント:eスポーツの取り扱いが中心
  • CS2・LoL・Dota2などを常時カバー
  • Androidアプリあり
  • カジノボーナスの賭け条件は40倍
クレジットカード
キュラソー
遊雅堂のロゴ
. 遊雅堂
73/100
おすすめポイント:日本円のまま遊べる和風のオンラインカジノ
  • 出金賭け条件は20倍・除外ゲームなし
  • パチンコ・パチスロ風のゲームを収録
  • 競技一覧は44項目・卓球は483試合(相撲・競馬・競艇は無し)
銀行送金
クレジットカード
シャッター街で1軒だけ開いている店を覗き込む人物のイラスト

この記事の確認方法

確認日:2026年8月12日〜2026年8月12日〜13日。35サイトのフッターにあるライセンス表記を1件ずつ読み、番号・発行体・運営会社名を記録しました。

確認できていないこと:各サイトの運営開始日は公表されていないため確認できていません。ライセンスの発行時期は、運営開始時期の下限を示すだけです(ライセンス取得より前に営業していた可能性は否定できません)。

出金テストは行っていません。実際に出金できるかを確認していない以上、新しいサイトを上位に置くことはしていません。

このページでの「新しい」の定義

「新しいブックメーカー」という言葉には基準がありません。
そこで、このページでは次のように決めています。

  • ライセンスの発行が過去18か月以内(2025年2月以降)のサイトを
    「新しい」として扱います
  • 運営開始日は公表されていないため、判断材料に使いません
  • 出金を実際に試していないサイトは、上位に置きません
    新しさは評価点に加算していません

3つ目が重要です。新しいサイトは、ボーナスが派手で条件が緩く見えることが多く、
それだけを見れば魅力的に映ります。
しかし出金の実績がないという一点で、
既存のサイトと同列には置けません。

ライセンス番号から発行年を読む

オンラインカジノ・ブックメーカーのライセンスは、
番号の付け方に規則性があります。

発行体 番号の形式 読み取れること
アンジュアン ALSI-YYYYMM###-FI# 発行の年月がそのまま入っています
ALSI-202505046-FI2 なら2025年5月
キュラソー(2023年改正後) OGL/YYYY/###/#### 2つ目の数字が発行年。OGL/2024/175/0182 なら2024年
キュラソー(旧制度) ####/JAZ 年は読めません。2023年の制度改正より前の番号であることは分かります
ジョージア(クタイシ自由産業地区) SUB-LICENSE No. N###/# 年は読めません

キュラソーは2023年に制度を改めました。
それ以前の ####/JAZ 形式は、
マスターライセンス制度のもとで発行された番号です。
違法という意味ではありませんが、古い制度の番号です。
現在も 8048/JAZ2015-004(ノーリミットカジノ)のように
この形式を掲げているサイトは、
少なくともその番号のまま更新されていないことになります。

確認した35サイトのライセンス発行時期

ランキング上位8サイトについて、読み取れた範囲です。

サイト ライセンス番号 読み取れる発行時期 運営会社
カジノスカイ ALSI-202505046-FI2(アンジュアン) 2025年5月(18か月以内) Lemon Lama Limitada
BCゲーム ALSI-202410011-FI1(アンジュアン)※表記に相違あり 2024年10月
GGベット OGL/2024/688/0234(キュラソー) 2024年 River Entertainment B.V.
遊雅堂 OGL/2024/175/0182(キュラソー) 2024年 Breckenridge Curaçao B.V.
ピナクル OGL/2023/105/0084(キュラソー) 2023年(更新は2024年6月25日) Ragnarok Corporation N.V.
ステーク 145353(キュラソーGCB) 読み取れず Medium Rare N.V.
コニベット SUB-LICENSE No. N138/2(ジョージア) 読み取れず Dash Synergy LLC
ワザンバ サイト上に記載なし

ワザンバについては、公式サイトを確認した範囲で
ライセンス番号の記載が見つかりませんでした
推測で埋めず、その事実をそのまま書いています。

ライセンスが新しいことは、何を保証しないか

  • サイトが新しいことを保証しません。
    既存のサイトが別の発行体に移った場合も、新しい番号になります。
    キュラソーの制度改正では、多くのサイトが番号を取り直しました。
  • 運営者が新しいことを保証しません。
    同じ運営者が複数のブランドを立ち上げている場合があります(次章)。
  • 出金できることを保証しません。
    ライセンスは営業の許可であって、支払い能力の証明ではありません。

番号が一致する「別ブランド」が3組あります

35サイトのライセンス表記を突き合わせたところ、
別ブランドに見えて番号が同一の組み合わせが3組ありました。

ライセンス番号 同じ番号を掲げているサイト
Anjouan ALSI-202505046-FI2 カジ旅、カジノスカイ、カジノミー
Anjouan ALSI-202505010-FI1 ミスティーノ、StealthBet
Curaçao OGL/2024/774/0362 ボンズ、テッドベット

アンジュアンの3社については、
カジノスカイのトップページに
「カジ旅クリエイターチームによる注目の最新カジノ」と書かれており、
同じチームであることをサイト自身が明かしています。

これが読者にとって重要なのは、
ほとんどの規約が「同一人物による複数アカウント」を禁じているからです。
別々のサイトだと思って3つに登録すると、
出金の段階で同一運営者の複数アカウントと判定される可能性があります。
「新しいサイトができた」と思ったら、
まずライセンス番号が既存のどこかと一致しないかを確認してください。

新しいサイトを見るときの注意点

  1. ボーナスの条件は、新しいサイトほど派手になります。
    金額ではなく賭け条件で比べてください
    計算方法はこちら)。
  2. 出金の実績が公開されていません。
    新しいサイトには、単純に時間が経っていないという弱点があります。
  3. ライセンス番号を既存サイトと突き合わせる。
    一致すれば、実質的には既存の運営者です。
  4. 日本語対応の深さを確認する。
    トップページだけ日本語で、規約や入出金ページが英語のままのサイトがあります。
  5. サポートの対応時間が明記されているか。
    「24時間対応」と書いてあっても、時間や言語の記載がないことがあります。

ランキングから外したサイトと、その理由

比較の透明性のために、外した判断も、あとで撤回した判断も公開します。

サイト 外した日 理由
テッドベット 2026年8月12日 公式サイトマップにスポーツ関連のページ(/introtosport、/cashout、
/boosted_odds)があるものの、実際にはスポーツベッティングを利用できません
ブックメーカーの順位表に、賭けられないサイトを並べておくことはできません。
カジノとしての評価は個別ページに残しています
1xBet 2026年8月12日
→ 8月13日に撤回
当編集部の回線からはブロック画面(/ja/block)に転送されましたが、
日本の住宅用回線からは日本語で通常どおり開きます
接続元に対する制限であって、日本からの利用者に起きることではありませんでした。
翌日に確認をやり直し、比較表に戻しています
ベットワイナー 2026年8月12日
→ 8月13日に撤回
同じく国単位の拒否でした。日本の住宅用回線から内容を確認し、比較表に戻しています

なお、35サイトのうち10サイトは自動アクセスに対して403や429を返します。
これは「閉鎖している」という意味ではなく
ボット対策が働いているだけで、通常のブラウザでは開きます。
当サイトはこの2つを区別して表示しています。

日本の法律上の位置づけ

先に確認しておきたい法律のこと

日本の刑法は、日本国内から賭博を行うことを禁じています(第185条・第186条)。警察庁は「海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪です」と明言しており、2025年6月の通達でスポーツベッティングも対象に含めています。2025年9月25日からは、ギャンブル等依存症対策基本法 第九条の二により、こうしたサイトを国内の不特定の人に提示すること、および誘導する情報を発信することも禁止されています。

このページは、実際に何が起きているのかを事実として整理したものです。詳しくはブックメーカーと法律・税金のページを先にお読みください。

ライセンスは、その国・地域での営業許可です。
日本国内での適法性を与えるものではありません。
「ライセンスがあるから安全」という説明は、
この2つを混同しています。

関連ページ

賭ける前に知っておいてほしいこと

ブックメーカーの利用は20歳からです。賭けたお金は戻ってこないことがある、というより、長く続ければ手元から減っていくのが仕組み上の前提です。生活費や借入金を原資にしないこと、「取り返す」ために賭け金を上げないこと、月ごとの上限を先に決めておくことをおすすめします。

ご本人やご家族が、賭けごとをやめたくてもやめられない状態にある場合は、お住まいの都道府県にある精神保健福祉センターが公的な相談窓口です。民間では全国ギャンブル依存症家族の会(090-6737-8665)、ギャマノン(03-6659-4879)があります。厚生労働省の依存症対策ポータルに、相談先の一覧がまとまっています。

よくある質問(FAQ)

ライセンス番号を見てください。アンジュアンの ALSI-YYYYMM###-FI# は発行の年月がそのまま入っており、キュラソーの OGL/YYYY/###/#### は2つ目の数字が発行年です。運営開始日を公開しているサイトはほとんどありません。

利用者を集める必要があるためです。ただし金額が大きくても賭け条件が重ければ実質的な価値は下がります。賭け条件を期待損失に直して比べる方法をボーナスのページで説明しています。

2023年の制度改正より前の、旧マスターライセンス制度の番号です。違法という意味ではありませんが、古い番号です。確認した35サイトのなかでは、ノーリミットカジノの 8048/JAZ2015-004 と、ラーメンベットのSEO用テキストに残る 8048/JAZ2014-006 がこの形式でした。

同じ運営者が複数のブランドを展開しているためです。35サイトで3組の一致が見つかりました。多くの規約が同一人物の複数アカウントを禁じているため、別サイトのつもりで登録すると出金時に問題になる可能性があります。

いいえ。ライセンスはその国・地域での営業許可であって、日本国内での適法性を与えるものではありません。警察庁は、海外で合法的に運営されているサイトであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪であると明示しています。

佐藤 健一
佐藤 健一編集品質管理・ライセンス確認・公営競技と海外ブックメーカーの制度比較

「ブックメーカー日本」の編集長として、公開されるすべての記事の最終確認を担当しています。オッズ、ボーナス条件、ライセンス番号といった数字は、必ず運営元の公式ページと照らし合わせます。確認できなかったことは削除するのではなく、「確認できなかった」とそのまま書く方針です。

日本の公営競技と海外のブックメーカーでは制度がまったく異なります。その違いを曖昧にしたまま「おすすめ」と書かないことを、編集部の共通ルールにしています。ギャンブルは娯楽であり、収入を得る手段ではないという前提も同じく崩しません。

担当:編集方針の策定、掲載可否の判断、法令とライセンスに関する記述の確認。点数の付け方は評価基準のページにすべて公開しています。

2026年8月時点で未実施:運営元への直接取材。問い合わせに回答があった場合は、回答日と内容を該当記事に明記します。

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監修: 佐藤 健一